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<title>犬の本棚</title>
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<title>VIPの小説『15×24』、ニコニコ動画のマンガ『ハックス』、時代は二度変わる</title>
<description> ■VIPをノベライズしたかのような『15×24』　「面白いのに売れていない」と評判の『15×24』を読んだ。自殺したい男子高校生を、見知らぬみんなが助けるライトノベルである。十数人のキャラクターが登場し、数ページ毎に視点人物が切り替わる群像劇になっている。　一昔前のVIPネタを小説にしたライトノベル、という印象である。例えば、自殺したい男子高校生は友人に「自殺する」と予告して、音信不通になる。「自殺宣言」だけ書い
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<![CDATA[ ■VIPをノベライズしたかのような『15×24』<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086305097/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/51Km6fqGE7L._SL160_.jpg" alt="4086305097" border="0" /></a></center><br /><br />　「面白いのに売れていない」と評判の『15×24』を読んだ。自殺したい男子高校生を、見知らぬみんなが助けるライトノベルである。十数人のキャラクターが登場し、数ページ毎に視点人物が切り替わる群像劇になっている。<br /><br />　一昔前のVIPネタを小説にしたライトノベル、という印象である。例えば、自殺したい男子高校生は友人に「自殺する」と予告して、音信不通になる。「自殺宣言」だけ書いてスレ立てする1のようである。友人たちが「自殺を止めてヒーローになりたい」だとか「命を無駄にするなんて許せない」など好き勝手するところも、2chの不毛な会話を思わせる。<br /><br />　VIPネタを小説として書き表すために、設定をいじくった。すると、携帯電話でやり取りする自殺阻止ゲームみたいな様相になった。『15×24』はそんな小説に見える。<br /><br />■ニコニコ動画の出てくる『ハックス』<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063106101/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/51r8g9Zc9cL._SL160_.jpg" alt="4063106101" border="0" /></a></center><br /><br />　『ハックス』の新刊が出た。こちらはアニメを作る部活の話。『げんしけん』で大学のぬるいオタクマンガを流行らせたアフタヌーンが放つ、オタクテーマの第二弾。もちろん、作者は違う人。主人公は絵が上手くて、早い女子高生。アニメ好きの美少年に教わって、彼女がアニメ製作を学んでいく。<br /><br />　アニメの製作技術の向上ということで、「二○堂」の流行アニメを「手書き」するというのが第三巻の話。「二○堂」というのはマンガ内でニコニコ動画に相当するウェブサイト。ニコニコ動画では「ヘタリアで晴れハレを手書きしてみた」のように、アニメトレスがパターン化している。これと同じことを、『ハックス』の主人公たちは行う。<br /><br />■時代は二度変わる<br /><br />　携帯電話がマンガに登場した時、俺は違和感を覚えなかった。ライトノベルで当然のように常時接続のインターネットが出た時も、何も感じなかった。それは俺が携帯電話やインターネットを当然のものとして受け入れていたからだろう。<br /><br />　今、VIPがライトノベルの原形として登場し、マンガにニコニコ動画が出てきた。今、俺は違和感を覚えている。なにか、ものすごく、時代が変わったことを感じている。時代は二度変わるのかもしれない。登場した時に一度変わり、マンガやアニメに登場してきて変わったことを自覚する。 ]]>
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<dc:subject>マンガ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-22T20:00:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>犬の本棚</dc:creator>
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<title>忠実度バツグンの、たかみちフィギュア発売　（夢でも嘘でもなく）</title>
<description> ■ダンジョンブックスは宣伝が下手すぎる　ダンジョンブックスは情報を広めるのが致命的に下手なのでないか。レアなエロマンガ作家を呼んでサイン会をやったり、クオリティの高いオリジナル商品をほぼ限定販売しているのに、それがまるで表に出てこない。俺のアンテナも相当感度は低いが、感度低い人間に伝わらないようでは発信レベルが低すぎると言わざるを得ない。■たかみちのフィギュアが発売　この表紙を覚えているだろうか。「
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<![CDATA[ ■ダンジョンブックスは宣伝が下手すぎる<br /><br />　ダンジョンブックスは情報を広めるのが致命的に下手なのでないか。レアなエロマンガ作家を呼んでサイン会をやったり、クオリティの高いオリジナル商品をほぼ限定販売しているのに、それがまるで表に出てこない。俺のアンテナも相当感度は低いが、感度低い人間に伝わらないようでは発信レベルが低すぎると言わざるを得ない。<br /><br />■たかみちのフィギュアが発売<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QT6E5E/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec3.images-amazon.com/images/I/51rVkP%2B%2BTGL._SL160_.jpg" alt="B001QT6E5E" border="0" /></a></center><br /><br />　この表紙を覚えているだろうか。「たかみちが久しぶりにエロい絵を描いた」とLO読者を驚嘆させた、お風呂のイラストである。エロいといっても、不思議な清涼感がある。エロマンガの表紙にして、むしろ、性欲を削がれるような絵である。<br /><br />　ちなみに、LOを購読しとらん人には分からんだろうが、LOで女の子の裸が描かれた表紙はほとんどない。それどころか、精液に類するもの、半裸など性欲を刺激する類のイラストは滅多にない。半年ないし一年に一回、忘れたくらいに投下される。だから、LOの表紙がエロいと、みんな、逆に驚く。<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002W5UJQQ/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/41WO1vjXdbL._SL160_.jpg" alt="B002W5UJQQ" border="0" /></a></center><br /><br />　で、ちょっとだけ、一部で話題になった、あのお風呂イラストが忠実に再現されたフィギュアが発売されるのである。こんなちんまい絵では分からんだろうから、<a href="http://ameblo.jp/dungeon2008/image-10382677412-10299046819.html">こっちのチラシ</a>を見るとよかろう。その最限度に、さぞや驚くことと思う。これは普通に買う。<br /><br />　しかも、発売日は12月25日。（Amazonでは1月25日となっているが、ダンジョンブックスで聞いてきたところ、12月で合っているらしい）。どういうことかといえば、クリスマスは『ラブプラス』ではなく、たかみち絵の美少女と過ごせという、優しさである。とりあえず、二個予約してきた。<br /><br />■情報は小出しに<br /><br />　これはビッグニュースである。あのたかみちの、しかもメチャクチャクオリティの高いフィギュアが発売されるのに、まるで広まっていない。オタクが十人いたら、十人買うような一品である。端的に言えば、「よく知らないけど、とりあえず買う」くらいのレベルである。深く考えないでも買っちゃうくらいの、すごい商品なのだ。<br /><br />　思うに、ダンジョンブックス及び茜新社は情報をまとめすぎなのである。抱き枕にしても、企画が上がった段階で雑誌に載せたり、ブログで発表すればいいのである。何故に、実物が販売される一ヶ月前にひっそり発表するのか。<br /><br />　スクエニは発売する二年も前から、『ドラクエ』や『FF』の宣伝をしまくっている。あれで興ざめする人だっているが、小出しの情報を待ち望んでいる人だっている。購買欲は一日にしてならず。消費者のテンションを少しずつ上げていくのだって、重要な商売である。 ]]>
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<dc:subject>エロマンガ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-16T22:47:06+09:00</dc:date>
<dc:creator>犬の本棚</dc:creator>
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<title>タイトルの個性</title>
<description> ■ストレートなタイトル　　　　　ちょっと本棚整理して思ったが、『鋼の錬金術師』はものすごくストレートな名前である。錬金術師である主人公は、右腕と左脚がオートメイルである。だから、『鋼の錬金術師』。ひねりもてらいもない、どストレートなタイトルだ。　『宇宙兄弟』も結構なストレートである。弟はNASAで働く宇宙飛行士である。お兄ちゃんも宇宙飛行士を目指していて、挫折して、今再び宇宙飛行士を目指している。アフ
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<![CDATA[ ■ストレートなタイトル<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757506201/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/51XH5CNKT0L._SL160_.jpg" alt="4757506201" border="0" /></a>　　　　<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063726746/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/51B8Qh1OSxL._SL160_.jpg" alt="4063726746" border="0" /></a></center><br /><br />　ちょっと本棚整理して思ったが、『鋼の錬金術師』はものすごくストレートな名前である。錬金術師である主人公は、右腕と左脚がオートメイルである。だから、『鋼の錬金術師』。ひねりもてらいもない、どストレートなタイトルだ。<br /><br />　『宇宙兄弟』も結構なストレートである。弟はNASAで働く宇宙飛行士である。お兄ちゃんも宇宙飛行士を目指していて、挫折して、今再び宇宙飛行士を目指している。アフロヘアである。だから、『宇宙兄弟』。ストレートな付け方である。<br /><br />■ちょっとひねったタイトル<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063521060/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GAQ51VDPL._SL160_.jpg" alt="4063521060" border="0" /></a>　　　　<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840224668/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/512GRD20X6L._SL160_.jpg" alt="4840224668" border="0" /></a></center><br /><br />　ちょっとひねると、『もやしもん』や『よつばと』みたいな感じか。主人公が酒を作るのに使う麹菌の麹屋の息子、ついでに肉眼で菌が見えるので『もやしもん』。主人公よつばが色んなところに行って、色んなことをするから「よつばと○○」という意味で、『よつばと』。<br /><br />■文章系タイトル<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592142519/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec3.images-amazon.com/images/I/61ATNWCEWXL._SL160_.jpg" alt="4592142519" border="0" /></a>　　　　<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872337255/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/510njHD7NwL._SL160_.jpg" alt="4872337255" border="0" /></a></center><br /><br />　今までの例を名詞系タイトルとしたら、文章系のタイトルも好きである。どっちかいうと、文章の方が好きである。例えば、甘詰留太の『きっとすべてがうまくいく』や、志村貴子の『どうにかなる日々』なんか好き。名詞のストレートさがない分、イメージの強い印象がある。 ]]>
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<dc:subject>マンガ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-16T20:00:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>犬の本棚</dc:creator>
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<title>魔性の女は笑えない</title>
<description> ■ヒロインからネタキャラへ　『ハニカム』というマンガがあって、ファミレスを舞台にしたコメディもの。四コマではないものの、一話が四ページなので、手軽にライトに楽しめる。作者曰く、考えて描くと暗いマンガになるから、頑張って明るく楽しいマンガにしているとのこと。　そこに、湧水萌というキャラが出てくる。主人公が一目で惚れる外見なのに、高度のガンダムオタク。シャアが大好きで、赤いものに吸い寄せられる。ちょっ
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<![CDATA[ ■ヒロインからネタキャラへ<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048681702/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/510T3gHafrL._SL160_.jpg" alt="4048681702" border="0" /></a></center><br /><br />　『ハニカム』というマンガがあって、ファミレスを舞台にしたコメディもの。四コマではないものの、一話が四ページなので、手軽にライトに楽しめる。作者曰く、考えて描くと暗いマンガになるから、頑張って明るく楽しいマンガにしているとのこと。<br /><br />　そこに、湧水萌というキャラが出てくる。主人公が一目で惚れる外見なのに、高度のガンダムオタク。シャアが大好きで、赤いものに吸い寄せられる。ちょっと変な女性キャラだったのだが、どう間違ったか「魔性の女」キャラになったのである。<br /><br />■コメディから恐ろしい何かへ<br /><br />　「魔性の女」というのは湧水の自称で、自分を見た人間は全員自分に惚れてしまう。魔性の女なのだ、ということらしい。『恋のから騒ぎ』によく出てくるような、勘違いキャラなのである。ネタの発端やオチに使われて、本筋にはまるで絡んでこなくなった。<br /><br />　話に絡んでこないのは構わんのだが、これが全然笑えないのである。不思議なくらいに笑えない。『恋のから騒ぎ』で見ていると笑えるのに、『ハニカム』で魔性の女とか、まるで笑えないのである。笑える笑えない以前に、空恐ろしいものを感じる。<br /><br />■ほのぼのコメディからブラックジョークへ<br /><br />　『ハニカム』は登場人物が全員仲が良くて、ほのぼのしたコメディマンガである。全員仲良しで、笑っている。少なくとも、2巻の途中までは確実に、分かりやすい桃源郷みたいな世界が作られていたと思うのである。それを期待して読んでいたのだ。<br /><br />　ところで、俺は仲の良い友人が「魔性の女」などと言い出したら、忠告すると思うのである。いや、実際、自分はモテると勘違いしてるヤツがいるから、言ったりする。俺に言えた義理じゃないが、もっと謙虚になった方がいいぞ、と。それが友情ってものではないか。<br /><br />　『ハニカム』で魔性の女に忠告したのは、主人公だけなのである。他のキャラは面白がって、笑って、もっと育ててみようという。困るのは当人なわけで、無責任極まりない。本当に仲が良かったなら、絶対にしないだろう対応だ。<br /><br />　ここに至って、世界がぶっ壊れるわけである。顔で笑って心で馬鹿にするという、しばしば目にする光景が『ハニカム』に重なる。これまでの仲の良さは全てウソっぱちだったのだ。ほのぼのコメディから、現実のブラックジョークへ転換する。恐ろしさの源は、これなのである。 ]]>
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<dc:subject>マンガ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-14T20:00:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>犬の本棚</dc:creator>
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<title>嵐山歩鳥は何故わざわざ、こっちを見るのか</title>
<description> ■カメラ目線のリアクション　『それでも町は廻っている』の話。歩鳥はツッコミを受けたり、ショックなことがあると、必ず顔を読者の側に向ける。歩鳥の表情が見える構図で描かれることもあるが、歩鳥がわざわざ、こっちを向くということが結構ある。■演劇的であるかドラマ的であるか　演劇はスペースが限られているので、時間や空間が異なっていても、同じ空間ということができる。スポットライトが当たっているところは今で、当た
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<![CDATA[ ■カメラ目線のリアクション<br /><br /><center><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785932562/mourningblog-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec3.images-amazon.com/images/I/5179XMtQTdL._SL160_.jpg" alt="4785932562" border="0" /></a></center><br /><br />　『それでも町は廻っている』の話。歩鳥はツッコミを受けたり、ショックなことがあると、必ず顔を読者の側に向ける。歩鳥の表情が見える構図で描かれることもあるが、歩鳥がわざわざ、こっちを向くということが結構ある。<br /><br />■演劇的であるかドラマ的であるか<br /><br />　演劇はスペースが限られているので、時間や空間が異なっていても、同じ空間ということができる。スポットライトが当たっているところは今で、当たっていないところは過去である、とか。すると、二人とも客席を向いてるのに、向き合っているんだと強引に言い張ることもできる。<br /><br />　逆に、ドラマは使えるスペース無限である。カメラが写せる範囲全てをスペースとして使用できる。その代わりに、背景によって人物の位置が特定できてしまう。向き合う人間を写そうとしたら横顔を取るしかない。<br /><br />　細かい話は偉い人に聞けばいいが、顔面見せをするかしないか。これが演劇的であるか、ドラマ的であるかの一つである。強引でも顔面見せをやっていれば演劇的であるし、後頭部とか横顔を描いていればドラマ的である。<br /><br />■マンガの表現として<br /><br />　冒頭の話に戻ると、歩鳥はツッコミを受けると、わざわざ顔をこっちに向ける。最初から顔の見える構図で描くことだってできる。にも関わらず、読者の方に顔を向ける。この表現がとてもマンガ的だと思うのである。<br /><br />　「キャラを動かしてまで、顔を見せる」という行為自体はドラマ的である。演劇にしろ、マンガにしろ、「最初から顔を見せる構図」を出すことができるのだ。一方で、わざわざ顔を向けるのは、「そこに読者の存在がある」と仮定してのことである。これは客席のある演劇的ならではの表現である。<br /><br />　しいていうならば、メタ表現の許される喜劇やテレビバラエティに近い表現なのかもしれない。 ]]>
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<dc:subject>マンガ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-12T20:00:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>犬の本棚</dc:creator>
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