久しぶりに、『スケットダンス』の3巻を読み返してました。集中力だけが取り得の、およそ主人公らしくないボッスン。アイスホッケーのスティックでネコソギにする、鬼姫と恐れられたこともある、ヒメ。何故かパソコンを通してしか喋らない、博覧強記のスイッチ。この三人が困った人をお助けするのが『スケットダンス』。
よくできたコントを見ているような、流れるようなネタ。リズム感のあるボケとツッコミ。古典的なギャグがふんだんの学園コメディ。毎回違ったことにチャレンジしているのに、『こち亀』と同じくらいに、ジャンプ本誌でバツグンの安定感を保っています。
 SKET DANCE:篠原健太
『スケットダンス』は構成や演出がすごく上手いので、ついついそこに目が行ってしまいます。でも、その構成や演出、安定感といってものは地味だけどブレない画力にあります。例えば、↑は元ヤンキーで、現在はスケット団の仲間であるモモカ。
 SKET DANCE:篠原健太
モモカがちょっと照れると、こんな感じになります。まず、一枚目と違う角度からの絵ですが、絵が崩れていません。左を向いている絵しか描けません、とか、正面の顔は描けません、というマンガも意外に多いんですが、『スケットダンス』は角度が変わったくらいでは絵柄がブレません。
 SKET DANCE:篠原健太
こちらはモモカの怒った表情。一枚目、二枚目、三枚目と全て違う顔をしていますが、しっかり同一人物であることが分かります。デザインそのものがシンプルなのに、描き分けられている証拠です。だからこそ、激しく変化させることができ、豊かな表情を描くことができてます。
ようするに、『スケットダンス』おもしろいよ、ということなんですけど。
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