■広報


■人気記事

ブログパーツ

■最新記事

「女ってすげー」という表現もある
ミスター・サタンは「強いだけが強さじゃない」キャラだ、と
ゴージャス宝田の読後感は『ジャガー』に似ている。(『そんっなに妊娠させたいの?』・『プププププリンセス!!』・『ジャガー』)
『めだかボックス』を西尾維新作品として読んでみると、妹キャラが出るはず、出たらいいな
『銀河英雄伝』を全巻制覇した! 歴史小説スタイルなライトノベルがもっと増えたらいいのに!
『シアワセ少女』と『もてね!?』についてネタバレしつつ、寝取られについて真剣に考えてみた
究極の選択、あなたならどの三冊を選ぶ? → 『ネイキッドガール』、『いぬみみずかん』、『教師と生徒と』
分かる人にだけ分かる表現−「月刊少年マガジンくらいのエロさ」
最初からクライマックス&天元を突破するエロさ(『ナナとカオル』)
ある女子高生が、色々な角度から、ひたすらに視姦されるマンガ(『ザワさん』)

■カテゴリ


■月別アーカイブ

2009年07月 (1)
2009年06月 (12)
2009年05月 (14)
2009年04月 (10)
2009年03月 (10)
2009年02月 (7)
2009年01月 (11)
2008年12月 (12)
2008年11月 (23)
2008年10月 (31)
2008年09月 (30)
2008年08月 (31)
2008年07月 (31)
2008年06月 (30)
2008年05月 (31)
2008年04月 (30)
2008年03月 (31)
2008年02月 (29)
2008年01月 (31)
2007年12月 (31)
2007年11月 (8)

■アクセスランク


失敗し続けるコメディ調マンガ 『ネムルバカ』 このエントリーを含むはてなブックマーク

 『ネムルバカ』読みました。いやー、相変わらず、石黒正数先生のマンガは面白いですね。ギャグマンガって基本的には狙ってるじゃないですか。例えば、『ジャガー』なんか、完全に笑いどころを計算して描かれてます。ほとんど数式を解くみたいな感じで、「○○を××すれば笑える」という仕組みを使ってます。

 ところが、石黒先生のマンガは計算がないんですよね。例えば、『それでも町は廻っている』はギャグマンガというかコメディマンガで、笑いどころがいっぱいあります。あるんですけど、その笑いどころは計算で生み出されたものじゃないんですよね。狙って描いているのかもしれないんですけど、その狙いがストレートではないんですよ。

 野球でいったらストレートじゃない。かといって、じゃあ、変化球というわけでもないんです。そこが不思議なところで、そもそも野球してないんじゃないかという恐れすらあります。野球に見えるんだけど、サッカーだったりするのかもしれないです。どういうことかというと、読者は「ギャグもしくはコメディだな」と思って読んでいるんだけど、実は石黒先生の頭の中では「超シリアス調」なのかもしれないんです。そのギャップが、実は面白さの源なんじゃないかな、とか。

 で、本作『ネムルバカ』でも、そんな面白さは十分入ってます。どじっ娘仕様のカーナビのせいで、自動車事故を起こしたり。飲食店の店員に偶然街で会って、ストーカーだと思って逃げ出したり。全体的に、そこはかとなくコメディ調なんです。

 だから、『それでも町は廻っている』を好きな人には躊躇なくオススメできる一冊です。ただ、一点違うのは、『ネムルバカ』はシリアスな作品だ、ということです。そう、驚くべきことに、真面目なんです。全体的に、ゆるくて、アホで、ぬるい感じなんですが、ストーリーマンガなんですよ。

ネムルバカ (リュウコミックス)
ネムルバカ:石黒正数


 基本的に、『ネムルバカ』は失敗し通す話なんですよ。上は主人公の一人である女子大生。田舎から出てきたばかりで、親から離れた生活にも慣れておりません。女子寮に住んでいて、童顔の先輩と共同部屋です。で、上は、セットしたお釜の取っ手を不用意に持ったばかりに、中身を盛大にぶちまけたシーンです。うーん、大失敗。

ネムルバカ (リュウコミックス)
ネムルバカ:石黒正数


 で、こちらが同室の、童顔の先輩。インディーズのバンドをやっておりまして、本気で音楽で飯を食っていこうと志している少女です。上は、苛立ち紛れにモノを蹴りつけたら、思いのほか力が入っちゃったところです。自業自得の好例ですね。

ネムルバカ (リュウコミックス)
ネムルバカ:石黒正数


 そして、こういう失敗というか災難が降りかかるのは主人公たちだけではないのです。このおっちゃんは公園でゴルフの練習をやっとりました。公園でのゴルフ練習は、球がどこに飛んでいくのか分からんので禁止のところもあるわけで。このおっちゃんは「ゴルフ練習禁止」の立て札を無視して練習していたところ、どこからともなくボールが直撃したのです。

 繰り返しますが、『ネムルバカ』はギャグ調、コメディ調のマンガです。と同時に、最初から最後まで、誰もが失敗を繰り返すというストーリーマンガでもあります。この奇妙な組み合わせは、はまりますよ。なんだろう。初めて塩ようかんを食べた時のような、不思議な気持ちになります。

2008年03月24日 | トラックバック(0) | コメント(0) | マンガ | Page Top


<<『ハチクロ』画集のハガキにまで詰め込まれた愛情  | ホーム | ダメ主人公の系譜で見る 『ハイド&クロ−サー』>>


■コメント

Page Top


■コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

Page Top


■トラックバック

トラックバックURL
http://dogsbookshelf.blog25.fc2.com/tb.php/123-724798c7
Page Top


|


■オススメエロマンガ

B002BK1K2O Gift (TENMAコミックスLO) (TENMAコミックス) 小指でかきまぜて (TENMAコミックス LO) GrooveTube(TENMAコミックス) いもてん (メガストアコミックスシリーズ No. 192) (メガストアコミックスシリーズ No. 192) BEASTIE GIRLS (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

■オススメマンガ紹介

4091316948
『亀の鳴く声』
趣味で少女マンガを書きながら過ごす公務員。複雑な家庭で育った女子高生。ファミレスで出会った二人は上京し、出版社にマンガを持ち込むことになるが……。

4757715226
『放浪息子』
女の子になりたい二鳥君。男の子の格好をする高槻さん。互いのことを知った二人は、誰も知らない土地で服を交換し……。

4344803167
Under the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス (コミック)
母親と顔を会わせることはなく、父親の名前も知らない。落ちぶれた貴族に生まれたライナスは、復讐を誓ってまだ見ぬ父親の家を訪れる。

■オススメライトノベル

悪魔のミカタ666―スコルピオン・オープニング (電撃文庫) ヴぁんぷ! (電撃文庫) やみなべの陰謀 (ハヤカワ文庫JA) ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) 一夢庵風流記 (新潮文庫) 射雕英雄伝―金庸武侠小説集 (1) (徳間文庫)

■FC2

FC2ブログ 通販