
モーニングから出てるマンガで、装丁がピカピカしてるの。装丁っていうのは、本のカバーとか外側のデザインのことね。頭モジャモジャのおっさんと宇宙服着た兄ちゃんが立っていて、タイトルが『宇宙兄弟』なわけですよ。
正直ね、「どこの漫才コンビですか?」って思った。だって、そうじゃない。『宇宙兄弟』とか、いかにもお笑い芸人のコンビ名じゃん。天然パーマのサラリーマンとパツ金の宇宙飛行士だぜ。どう考えても、本気とは思えない。
でもね、読むと違うの。これが、驚くほどに熱い宇宙マンガ。ダメダメな兄貴とカッコイイ弟が、助け合って宇宙飛行士を目指す熱血ストーリーマンガなわけですよ。これが、なんか、もう、すごくカッコイイ。主人公は兄貴の方なんだけど、こいつがまた良いヤツなんだよね。
 宇宙兄弟:小山宙哉
上は、主人公が首になる瞬間。奥さんだか母親のことだかをバカにされて、ジダンが頭突きしたのは有名な話。この主人公は弟をバカにされて、思わず上司に頭突きしちゃったわけですよ。さよなら職、こんにちはニートてなもんですよ。
 宇宙兄弟:小山宙哉
で、まあ、仕方がないから、自動車修理の仕事をしてココウをしのぐわけですよ。なんでかというと、自動車設計業界にいたんだけど、頭突きされた上司のおかげで再就職できなくて。いい加減家でゴロゴロしてたら、親から白い目で見られるようになったから。はっきりいって、腐ってるわけですな。
 宇宙兄弟:小山宙哉
そんな彼が、弟から来たメールを見て、奮起します。もう、俄然やる気になっちゃうわけです。ムッちゃんというのは主人公のあだ名。テープというのは、二人が原っぱやら世の中の池やらで撮って遊んでいた音源のこと。はてさて、そこに残されていたものとは。
ともあれ、言われた通りにそれを聞いた主人公は、宇宙飛行士目指して頑張るようになっちゃうわけです。熱血で。まあ、熱血ちゅうても、基本はヘタレなんですよ。グダグダ言って、やる気がない。ところが、ちょっとしたキッカケでガツンと行動する、爪を隠しすぎるタカなんです。
このダメな感じとやる時はやるというギャップ、それにサクサク進む展開が素晴らしいですね。現実でもJAXAが宇宙飛行士を募集したり、エンデバーが宇宙に飛んで帰ってきたりと、宇宙づいてますし。今年は宇宙の年かもわからんですね。
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