うっかり忘れてましたが、6月の帯紹介です。毎月思うんですが、マンガは月の後半のラッシュが凄まじいですよね。「今月はほとんど買ってないなぁ」から、いきなり「今月買いすぎじゃね」という状態へ移行します。

「べ、別に読んでくれなくていいんだからねっ!!!」
『百舌谷さん逆上する』は、ツンデレをパロディ化したギャグマンガです。この世界ではツンデレというのは病気だ、ということになっています。病気だから素直な言葉が喋れないのだ、という設定です。ツンデレ病にかかってしまった美少女の百舌谷さんが周囲を巻き込んで大暴走する、というストーリーになってます。
アフタヌーンで好評連載中の『百舌谷さん逆上する』です。篠房六郎先生の持ち味はギャグすれすれのシリアスとシリアスすれすれのギャグにあります。『空談師』や『ナツノクモ』といったシリアスな作品は、テーマであるオンラインゲームを体感していなければギャグにしか見えないでしょう。逆に、『家政婦が黙殺』(詳しくはこちら)や今作『百舌谷さん逆上する』はシリアスぎりぎりをついたギャグになってます。

「まぶしくて まぶしくて 少しだけ嫌いで あこがれてた」
上の台詞は表題作「草の上 星の下」に使われる台詞です。いつでも優しく笑っていて、完璧で、誰からも愛される姉。それに比べて、大雑把でガサツだと自覚する妹。結婚して海外に暮らしていた姉が突然日本に戻ってきます。世界が姉を中心に回り始め、そこにショックを受けて出た台詞が、コレです。
谷川史子先生の『草の上 星の下』です。いわゆる少女マンガってヤツです。少女マンガ読まない人は少女マンガ=色恋と思うかもしれませんが、どっこい、そうでもありません。特に、谷川史子先生は色恋よりも母との葛藤や友人とのすれ違いなんかを描く方が多いです。

「ゆれるペッタンコ(の気持ち)」
物理的に考えれば、ペッタンコが揺れるはずはないのです。だって、揺れるべきものが何もないから、ペッタンコなのですから。しかし、ペッタンコだって気持ちは揺れるのです。ラブコメでありながら、全然ラブ方面が進んでいなかった『バカテス』ですが、4巻でついにペッタンコ=島田美波が動きました。
『バカテス』こと『バカとテストと召喚獣』はファミ通文庫から出ている学園ライトノベルです。テストの成績で生徒の待遇が全然違います。最高のAクラスはシェフの作った本格ランチがいただけ、最低のFクラスはすきま風の吹く教室をちゃぶ台で過ごすのです。テストの点数に応じた召喚獣を呼び出せるシステムを使って、待遇改善のために下克上を狙っていくストーリーになってます。

「ああもう!(´ω`)」」
一応はエロマンガなんですが、全然にエロくない。初めてのエッチで戸惑う男女、抱きしめるだけで愛を感じるカップルなど、設定がいかにも初々しいです。肉体にクるというよりは、心にクるエロマンガなのです。読んでると、確実に身もだえします。
『おんなのこ ふたたび』です。作者のかがみふみを先生はアクションコミックで『ちまちま』や『まちまち』を描いていた作家さんです。二つとも男女が出会って、恋人になるまでを描いた、超正当派の恋愛マンガです。成人誌も一般誌と同じ方法論で描かれてるんですね。

「狙った兄(エモノ)は逃がさない」
お兄ちゃん大好きな妹が、あの手この手で兄を誘惑していきます。まるで孔明のような策士な妹の手練手管に騙されて、毎回うっかり手を出してしまいます。そこで、すごいので、尻の軽い妹、ノリの軽い兄で終わらせることなく、純粋な愛情を描き出している点です。エロマンガでも、愛って重要ですよね。
けものの★の『Groove Tube』。けものの★先生の初単行本なのに、異様なほどのクオリティです。上半期最高のクオリティかもしれません。決して今風な絵柄でなく、ロリ系でもなく、ただ非常に出来がいいんです。最高のエンタメであり、作者がノリノリで描いているのが分かる、至高の一品です。
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