シリアスなマンガって、長くなりやすいじゃないですか。そのマンガが面白ければ面白いほど、ストーリーは複雑になっていきます。世界の広さを描いていくと、世界の地図は細かくなっていきます。壮大な物語ほど、キャラクターの数もどんどん増えてきます。
ストーリーが複雑になったり、地形が細かくなったり、キャラクターが増えると、どうなるでしょうか。よく分からなくなるんです。今現在、どこで誰が何をやっていて、どうしてこんなことになったのか、全然分からなくなります。振り落とされてしまうんですね。
 イムリ:三宅乱丈
そういう中で偉いな、と思うのが『イムリ』です。ビームに連載中のSFファンタジーです。ある惑星を魔法使いが支配しています。人間の心を一方的に操る魔法です。この魔法使いの封建社会に嫌気の差した一部の民は反乱を目論み、世界は戦争への道を突き進んで行きます。
これが典型的に壮大なストーリーなのです。物語は複雑で、大陸を股にかけて移動し、キャラクターは多い。もう、ワケガワカラナクなります。ただし、読者がついていけなくなることを見越したのか、このマンガにはちゃんと解説がついているんです。
それが上の画像です。『イムリ』の世界で主な舞台となる大陸の地図です。詳細な地名も記載されています。この裏面には登場人物の名前と設定、用語の解説まで載っています。こんなペーパーが1巻から最新の4巻まで、全て入っているのです。
読者にとっては、ありがたい、親切設計なマンガなんですよね。
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