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腐女子向けぽいマンガを読みつつ、人間の限界について考える このエントリーを含むはてなブックマーク

flat 1 (1) (BLADE COMICS)
flat:青桐ナツ


 マッグガーデンから出てる『flat』っていうマンガ買ったですよ。そして、読んだですよ。これが意外なほど、面白い。意外っていうのも失礼な話だけど、ホントにそう思った。だって、どう見ても腐女子向け作品で、俺は腐女子の人ではないのです。だから、楽しめないかな、って思ったわけですよ。

 えー、内容は、こんな感じ。マイペースな男子高校生が自宅に帰ってくると、見知らぬ餓鬼・お子様がちょこんとしていました。「なんだこれ?」と思いつつダラダラしていると、母親が出てくる。「あんたの従兄弟で、ちょっとの間だけ世話しといて」。「ええー!?」みたいな。

  ← → 
flat:青桐ナツ


 で、この従兄弟の子供がムチャクチャ可愛いわけですよ。無表情なんだけど、七変化みたいな。目とか口とかは全然変わらなくて、すごく無口なんだけど、気持ちがだだ漏れ。秋くんっていうんだけど、この子供がすごく可愛い。ロリでもショタでも全然オッケーみたいな俺が言うと危ないけど、まあ、可愛い。子供の可愛さをひたすらに愛でるマンガなわけです。

 ぶっちゃけですね、人間には許容の限界があるわけですよ。俺もマンガ読みとして、色々なマンガにチャレンジしてきました。「ボーイズラブが読めたら、世界が広がるんじゃね?」とか「ホラーマンガって意外に面白いのかも?」とか、やってみるわけです。

 そして、当たるものもあれば、当たらないものもある。ボーイズラブは全然ダメだったんですよ。好きな人がいるのは分かるんだけど、俺には全然分からない。作品の良さみたいなものは辛うじて分かるんだけど、受け付けないのね。脳みそが。

 自分でも不思議だよね。たかだか紙の上に描かれた絵なんだけど、男と男が「愛してる」とか言ってると、背筋がぞっとするの。マンガなんかイラストだけ見れば、設定聞かなければ、それが男か女かなんてわかんないだけどな。それが男だという設定を了解してしまうと、途端に気持ち悪くなる。

 まあ、でも、それは俺がBLを受け付けない人だからね。女友達に『ブリーチ』貸したら「こういうのって、なんですぐに戦うの? 意味分かんない」って言われたし、別の人に『パトレイバー』貸したら「絵がマンガっぽすぎるから、読めない」。あと、男に「萌えっていうの? ああいうのはマジキモいわ」と言われたこともあった。忌憚ない意見というのは、案外そんなもの。

 何が言いたいかっていうと、『flat』っていうマンガは面白い。けど、かなり、腐女子向け。俺は多少の耐性があるから楽しめるけど、万人に薦められるのかどうか不明ってこと。こういう事例を前にすると、「この作品は最高!」とか「万人に薦められる名作!」なんて言葉はウソだよなって思う。良し悪し以上に生理的な問題ってのがあって、「全米が泣く」わけねえの。

 で、同時にね、「この人がオススメしてるマンガだから面白いはず」ってのはあるかもしんないけど、「こんなに読んでる人のオススメだから面白いはず」ってのはありえないとも思う。読めば読むほど、鑑定眼はあいまいになる。俺みたいに色々チャレンジして、しかも開発して、限界越えちゃう。目覚めちゃう人が多いですからね。

 「この作品は最高!」ってのはホントじゃなくて、「(目覚めれば)この作品は最高!」なんですよ。だから、オススメを書いた人間のことをよく知ってれば有効だけど、知らないとムダ。むしろ、危険。そんで、大体他人にオススメ聞こうと思う人は目覚めてない人だから、ちくしょーてなことになるわけですよ。

2008年10月10日 | トラックバック(0) | コメント(0) | マンガ | Page Top


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