一月に一度くらいは楽をしたいという俺の願いを受けた、この企画。帯紹介の日がやってまいりました。頭を使わなくていいので、大変気楽に更新ができます。

「もう一度言います。マンガ家志望の人は、読んでおいて損はないですよ!」
福満しげゆき先生の『僕の小規模な生活』2巻です。サブカルの極地にいたような福満先生が大手出版社モーニングで連載を開始しちゃい、舞い上がったり落ち込んだりする。感じたままを赤裸々に描く、ホントにここまで描いちゃっていいの? と心配になるような一作です。
なんか、明らかに1巻よりも面白くなっています。読者として福満先生の芸風に慣れてきたというのもあるんですが、コマ割や心理描写が上手くなってる気がします。しかも、集英社、小学館、講談社という三大出版の編集やら作家やらが出てくるので、登場人物的にもグレードアップしております。

「奪われたオマエの全てを、俺が取り戻してやる!!」
川上稔先生の『境界線上のホライゾン』の1巻の下巻です。うん、1巻なのに上下巻。しかも、両方とも超ボリューム。1000Pは軽く越すという大作です。三回くらい世界が崩壊し、世界大戦と戦国時代が同時に起きている、という設定の小説です。うん、何を言ってるか分からないと思いますが、俺もよく分かってない。
とにもかくにも、ハチャメチャで熱いライトノベルです。主人公は何もできない無能男。無能であるがために日本を代表することになった少年です。ヒロインは元人間で、自動人形とされた少女。感情がどこかに行ってしまってます。極端に言うと、主人公がヒロインの感情を取り戻すために、世界中にケンカを売るストーリーなわけです。

「あわただしい毎日に よもぎいろのホンワカ いかがですか」
幌倉さと先生の『ふくよも』2巻。どでかいパンダの大福さんと可愛い女の子よもぎちゃんの、ほのぼのマンガです。どでかい大福さんはアパートの管理人をしていて、料理や洗濯まで何でもできます。よもぎちゃんには可愛い友達がいて、毎日アパートで遊んだりしています。
元々はウェブマンガで、それを書籍の形に直した一冊です。ですから、この単行本もフルカラーで製本されております。ちょっとしたスペースやカバー裏まで遊び心が満載でして、ウェブで読んだ人でも満足できる仕上がりになってます。

「うっとおしいけど、いとおしい」
アキタコウ先生の『あいらぶ日和』2巻。バカップルの、バカップルによる、バカップルのための、バカップルマンガ。ホラーマンガ家のあいちゃんと探偵のコウヘイのらぶらぶな日常。読んでてイラッとして、通り越して、呆れてくる。それくらいのパワーがあります。
なんだろう、こう、自分がなりたいカップル像ではない。理想的な姿ではないのです。かといって、街中で見かけたら、腹が立つこと間違いなし。あれです、友達が彼氏や彼女のことを話していて、ああ、おめでとう、と素直に祝えるみたいな。いいね、よかったね、というくらいの距離感のマンガなわけです。

「そんなに おれが わるいのか」
青桐ナツ先生の『flat』。お菓子好きの男子高校生がひょんなことから甥っ子を預かることになりまして。子供なんか相手したこともなく、あたふたとうろたえる。しかも、甥っ子は我慢強くて無表情なんで、扱いに困る。さあ、どうしましょうというマンガです。
とにかく、この甥っ子がムチャクチャ可愛いんですよ。無表情ではあるんだけど、感情豊か。ワガママを言わないように我慢してるところ、相手をしてもらえて嬉しそうなとこ、表情はないけど、悲しそうだったり嬉しそうだったりするわけです。そのコロコロ変わるところが、ものすごい可愛いんです。
というわけで、10月の帯紹介でした。頭は使わないんですが、手間はかかる。時間は普段の倍くらいかかってるんで、元も子もない感じはします。
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