飯には色々な種類があるじゃんよ。中華にイタリアン、カレーにジャンクフード。それに、日本料理とか。こういうのって、一つの言葉で括れない美味しさってのがある。例えば、ものすごく高級な中華料理よりも学食のカレーの方が食べたい時がある。健康でヘルシーな日本料理じゃあなくて、身体に悪そうなハンバーガーがメチャクチャ美味く感じる、とかさ。
で、マンガにも色んな種類があると思うんよ。例えば、すごくシリアスなマンガな。『死刑囚042』ってのが、そう。死刑囚の頭の中に爆弾を埋め込んで、社会へ奉仕活動をさせる。この主人公の042番っていうのは、残虐な殺人罪で捕まったんだけど、模範囚だったから爆弾付きだけど外の生活を許されたのな。この042番は、幼い頃に誘拐され、殺し合いを強要されていた。しかも、大きくなった後に殺人を犯したのも、K-1みたいなゲームに参加して金を稼いで、親にやるためだった。『死刑囚042』は良い作品ではあるんだけど、全編コレ一切の救いがないマンガだった。
逆に、全編ギャグしかないマンガもある。『ピューと吹く!ジャガー』なんか、いかにもギャグマンガらしいギャグマンガだ。ひょんなことから同じ部屋で生活することになったジャガーとピヨ彦。伸びたり、刺さったり、戦ったりできる笛を操るジャガー。ツッコミの鬼・ピヨ彦。この二人が、なんか色々する。あからさまに幽霊なおっさんを「透明な人」と言い張る辺りが、いかにもギャグマンガらしい。
ほんで、今日の本題はここから。今ジャンプで『スケットダンス』というマンガが連載してる。俺は、コレが大好きなのね。集中力しか取り得のないボッスン。ノーパソから声を出し、情報通なスイッチ。どんな相手でもホッケースティックで叩きのめすヒメ。この三人が学校内のお悩みを相談をして、問題を解決していく。これが『スケットダンス』である。
『スケットダンス』というのは、何マンガなのかな。と考えてみた。一見すると、学園ドタバタコメディというのが正解である。高校を舞台にしているし、基本は三人がドタバタするコメディなのだ。しかし、このもっともらしい言葉では『スケットダンス』を表せていないんじゃないか。少なくとも、読んだことのない人に正確に理解してもらうのは難しいんじゃないか。そう思うわけである。
なんか最近はコメディと書くと、自然にラブコメが連想されてしまうような気がするのだ。男キャラの数に比べて女キャラの数が多くて、主人公が女の子たちに振り回される。本命のあの子に近づいたり離れたりして、やきもきさせる。そういうマンガがコメディな感じがしてしまうのだ。
『スケットダンス』は男キャラも女キャラも同じくらいだし、恋愛要素はほとんど欠片もない。だから、当然ラブコメではない。つまり、正統派コメディ過ぎて、コメディと形容するのが難しい。そういう状況なのである。
こういう作品をどう形容すべきか、と考えてみたんだが、やはり素直に喜劇と称するのが分かりやすい。読んでいる人を笑わし喜ばせ、しっかり劇として物語も作りこむ。それが『スケットダンス』である。というわけで、結論は『スケットダンス』は喜劇である。
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