明日・2月29日に月吉ヒロキ先生の最新作『独蛾』が発売されます。というわけで、前作『夏蟲』の紹介をして、月吉先生のおさらいをしましょう。
まず、『夏蟲』は電車の調教モノです。電車の中で偶然近くに立つことになった男と少女。痴漢の大好きな男は少女の弱々しげな顔つきを見て、ニヤリとします。男は優しげな言葉を選びながら、少女の体に触れていきます。痴漢の見立てた通り、気の弱い少女は困った顔はするものの、抵抗できません。その日から、電車で男が少女に触れることが日課となってしまうのです。
ここでの少女の描き方が、月吉先生は抜群に上手いんですね。まず、「びくん」や「かあああ」など、擬音の使い方が上手い。それに、男の指の動きに反応した、少女の恥らう表情は素晴らしいの一語に尽きます。でも、月吉先生のリビドーはそれだけではないんです。
最後の最後で、少女の心が陥落し、男の望むようなえっちな女の子になります。それはエロマンガのお約束なんですが、『夏蟲』のすごいところは、そこに至るまでの過程です。なんと、エロマンガで、調教ものでありながら、少女の素肌の見えるシーンが最期まで出てこないのです。
普通のエロマンガというと、おっぱいやらアソコやらが丸写しになるものです。男のリビドーを全開にすれば、当然そうなります。ところが、『夏蟲』ではおっぱいもアソコも描かれません。ただ、男が制服越しやパンツ越しに触れるだけなのです。男の手が下着の中に忍ぶシーンでも、その中身が描かれることはありません。
そう、月吉先生のリビドーは明らかに、少女の着ている制服そのものに向いています。少女のセーラー服やスカート、そして、黒いタイツと革靴。特に、黒タイツと革靴に対する執着はすさまじいものがあります。ちょっと現物を見てみると、それが分かると思います。
 夏蟲:月吉ヒロキ
この腿のてかり具合。
 夏蟲:月吉ヒロキ
このアキレス腱。
 夏蟲:月吉ヒロキ
このヒザの曲がり方。
おっぱいだの、アソコだのといった性的な部分ではないにも関わらず、このエロさ。こんな絵が描けるのは、そこにリビドーがあるからとしか思えません。ようするに、月吉ヒロキ先生は着衣エロの天才なわけですよ。
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