昨日の続きです。内容は、タイトル通り。『ワンピース』に黄猿というキャラクターが登場した理由。というか、本当は黄猿じゃなくてもいいんです。ようは、今、光に変身できるキャラクターが圧倒的に強いところを見せ付けなきゃいけないっていうことなんです。
結論からいえば、ティーチがいるからです。ティーチというのは、ヒゲがモッジャモジャに生えて、ビール太りしたおっさんです。ルフィの兄貴である火拳のエースをぶっ倒した、メチャ強い男で。例によって、悪魔の実を食ってます。
ティーチの食った悪魔の実は、ヤミヤミの実といいます。これは煙に変身するとか、雷になるのと同じで、自然系の能力らしいです。自分の体に協力な引力を発生させて、周囲のものを引きずります。そんで、他の悪魔の実の能力は完全にないものになっちゃうってことなんだそうです。
で、ここが問題なんですが。そのティーチが、そろそろ再登場しそうな雰囲気なのですよ。ティーチに捕まったエースが処刑されるそうなんですが、それを巡って七武海と白髭海賊団が戦争しかけてるって状況です。元白髭海賊団の船員で、現七武海のティーチが出ないわけがないです。
このティーチのヤミヤミの能力を効果的に見せるには、光の能力が必要になるわけです。なんでかというと、強いとか弱いとかを見ると、読者は反対のものを思い浮かべます。そして、その反対のものが負けてこそ、すげえ強い。そういう感想を抱くからです。
つまり、ヤミヤミの能力を持ったティーチを再登場させるに当たって、かませ犬として光の能力者が必要になった。それが黄猿なわけです。そして、実際、ティーチと黄猿が戦ったら、ティーチが勝つだろうと予想もできます。
ティーチの能力は「敵を引き寄せて」「悪魔の能力を封じる」というものです。ようするに、どんな相手でも、殴り合いのケンカにしちゃうわけです。となると、問題はティーチの格闘能力なわけですが、実際、ティーチはエースに殴り勝ってます。
そもそも、悪魔の実の能力者は、能力を使って戦ってるわけです。動物に変身するタイプ、ルフィみたいに結局は殴り合いやってるヤツらはともかく。火を放つとか光に変身して戦ってるヤツらは体力なさそうじゃないですか。しかも、ティーチは長年生身で戦ってきてるんですから。殴り合いに自信あるでしょ。
てことで、次の問題はティーチから逃げられるかどうか、に移ります。そして、逃げるのに最適なのは光の能力を持った黄猿なわけです。世界で一番速いのは光ですから。ところで、光が重力の塊から逃げられる半径というものは方程式で導き出されます。
これはシュバルツシルト半径って呼ばれるものです。ようするに、こんくらいの重力だったら、光の速度でここまでなら逃げられるけど、ここを越すと光でも逃げられなくなるって距離です。ティーチと黄猿が戦うことで、シュバルツシルト半径が導き出されます。
そして、黄猿以上の速度で動けるキャラは存在しないわけです。つまり、ティーチから逃げるための最大限の距離というのが算出できます。というわけで、黄猿がかませ犬となることで、ティーチの脅威を存分に印象付けることができるわけなのです。
黄猿はかませ犬として設定されているキャラなわけです。たぶん、これからティーチにやられてしまうのです。だからこそ、後々でティーチの恐ろしさを印象付けるために、黄猿が光の能力でもって暴れまわっているのです。たぶん。
|